ファンタジーの終わり【とっちらかり受験28】
www.asdadhd.jp
前回はこちら!
【とっちらかり受験28】
私はよく前向きだと言われる。
前向きというより、
嫌なこと思い出すのがキライなだけなんだけど。
なのに、
努力しなかった後悔と、
先生たちとパパへのお詫びと嗚咽が
口から出てきて止まらない。
なにこれ。
口が勝手にしゃべるの?
泣きながら後悔して謝る私と、
なめてたら落ちるの当たり前でしょ、
わかってたでしょ、
って突っ込む私が、
私の中でおしくらまんじゅうしてる。
自分の落ち度を確認するような、
こんな苦しい振り返りをするつもりはなかった。
こんなことになるなんて思ってなかった。
自分の人生は自分のもの
っていうけど、
自分の思い通りになる
って意味ではなかった。
そもそも、私は
トップ校に行きたかったのかな?
消去法、消去法で、
漂って流れているのは
自主自律とは言わないな。
「学校見学行こう」と言われても断り続けて
テキトーにしてしまったのは
現実逃避だったのかも。
いろんな思いがpop-upしてこんがらがる。
頑張らなかったら、複数の学校からフラれた、
ただそれだけのことなのに、
こんなに苦しいなんて。
こんなに絶望的なことだなんて。
全然知らなかった。
私の人生、
今までなんだかんだ全部うまくいってきた。
学校行事も卓球も
もっと本気で練習しないとダメと言われてたけど
本番や試合はそれなりにうまくいってた。
観るドラマも読む本も、
全部ハッピーエンドなファンタジーだった。
自分もほとんどファンタジーの住民で、
きっとどこかで受かるんだ、
ハッピーエンドなんだ、って思い込んでた。
もしも第一志望第二志望に落ちたって、
どこででも友達は見つけられるし、
勉強は本人次第、なんでしょ?
それなら
今を楽しくすごせばいいじゃんって思ってた。
いろんな事犠牲にして
がむしゃらにやるなんて
カッコ悪い、って思ってた。
がむしゃらにやらずに落ちるほうが
よっぽどカッコ悪いんだって、
今初めて痛感した。
「頑張らない子は
ファンタジーを読みすぎてはいけない、
現実との折り合いがつかなくなる」
って言われた記憶がよみがえった。
都合が悪い記憶は全部消してたのに、
その記憶が、一気に脳にpop-upした。
また嗚咽がこみ上げてくる。
助けて。
息が吸えない。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
続きます。
読んでくださりありがとうございます!
もしかして発達グレー研究所でした!
recommended AD
いつも応援ありがとうございます。